お金に関する相談内容は多岐に亘ると思います。資産運用、借入のご相談、贈与や相続等の税金相談、終活のお悩み等々。私も銀行で18年勤務したので様々な相談を受けてきました。「かじさぽ」では実務経験とFP2級の資格を生かして相談業務に応じています。今回は家庭の「家計の収支の見直し」について紹介したいと思います。
「家計の収支見直し…」具体的には?簡単に言うと、家計の支出を分析して見直し出来る項目を削減して毎月の出費を抑えることを言います。例えば保険の見直しをすることで月々決まって支出される「固定費」が削減出来ます。月2,000円の固定費が見直し出来れば年間24,000円貯蓄や資産運用にそのお金を回せます。私自身も当然していますが毎月家計簿をつけるのは大変お勧めです。食費が月々いくらかかっているのか。薬局でどれくらいお金を使っているか。電気代は年間を通してどの月が多くかかっているか。色々なことが見えてきます。見えることで改善を意識出来ることはとても意義があると思います。1人1人、1家族1家族、生活スタイルや支出項目は違いますので、1件1件に寄り添い分析して見直しに役立てることが出来れば幸いです。
簡単に見直しのコツを紹介します。まず、家計における支出は、以下のように固定費と変動費に分けられます。そして、家計を見直すときは、一度削減することで長期間にわたって支出を減らすことのできる固定費から見直すのがおすすめです。固定費は主に「住居費(家賃または住宅ローン)」「通信費」「保険料」「教育費」「その他ローン」等です。例えば、生命保険は結婚・出産といったライフイベントがない限り、頻繁に契約内容を変更するものではありません。そのため、保険の契約内容を見直し、必要な保障を担保した上で保険料を安く抑えることができれば、少なくとも次のライフイベントまで、保険料を削減した効果が続きます。一方で、変動費を削減した効果は長続きするとは限りません。仮に、食費を一ヶ月切り詰めて生活したことでその月は節約できたとしても、次の月も同じように生活できるとは限りませんし、外食や飲み会が増える時期もあるはずです。よって固定費を完璧に見直すことができた後に変動費を見直すのが効果的です。
一つ一つの項目について相談者様に寄り添って提案させていただきたいと思います。住宅ローンや車等のローンは金利見直しや借換がお勧めですよ!