聴力の低下は認知症発症リスクが高まる?!

難聴の兆候は要注意!

 耳が聴こえにくくなると…耳から脳に入る情報が少なくなり、神経細胞の活動が衰える可能性があります。
 逆に言えば、難聴の対策をすることが認知症予防にもなります。「テレビの音が聞こえづらくなった…」「ついついボリュームを上げてしまう…」こんな時は早めに耳鼻科での検診をお勧めします。聴力の低下は30代から徐々に始まり、高い音から聞こえにくくなるようです。確かに《モスキート音》は若い人にしか聞こえないって聞いたこともあります。補聴器を上手に活用することは、認知症予防の観点に立った時、積極的な利用がお勧めのようです。
 音が問題なく聞き取れるようになれば、テレビや映画を観る楽しみも増え、会話もしやすくなります。そうなると「楽しみ」や「コミュニケーション」が増え認知症予防にも繋がります。

聴力低下を防ぐには?!

 聴力低下を防ぐには「耳を使いすぎないこと」「耳の健康を守る」ことが大切です。スマホで、いつでもどこでも音楽が聴けるようになった昨今、ヘッドフォンやイヤホンにて大音量で音楽を聴いている人もいるでしょう。実は気付かぬうちに耳に大きな負担がかかっています。電車等だと騒音の関係で音量を上げることもあるでしょう。20代~30代から耳を酷使していると年齢を重ねた際に影響が出ることもあるので音量等の注意が必要と考えます。
 以下に聴力低下を防ぐポイントを羅列しました。
①耳に負担をかけない生活を心がける。大音量でテレビや音楽を聴かないようにする。
②騒音の場所を避ける。工事現場やコンサート会場などの大音量の場所は避ける。
③イヤホンで大きな音を聞かない。
④耳栓を使用する。騒音の中で仕事をしている場合は耳栓をする。
⑤静かな場所で耳を休ませる時間を作る。
⑥過度な耳かきのしすぎで耳の中を傷めないようにする。