おはようございます。今日はグッと冷え込んで寒いですね…
「定期的な散歩は健康にいい」という思いは皆さんも持っていることでしょう。
実は認知症予防にも効果的という研究結果がありますので紹介していきます。
「有酸素運動」とは
「散歩」が効果的と言いましたが、厳密に言うと「有酸素運動」が効果的です。
「有酸素運動」とは、それほどそれほど強すぎない力を長時間筋肉にかけ続ける運動で、その名の通り筋肉を動かすのに酸素を必要とする運動のこと。そのため酸素とともに体内の糖質や脂質をエネルギー源として使うため、認知症予防だけではなく、脂肪燃焼や生活習慣病の予防・改善などの効果が期待できるといわれています。「ウォーキング」「ジョギング」「エアロビクス」などが挙げられますが、「ウォーキング」が一番容易に出来るのではないでしょうか。
海外の論文において、認知症を発症していない高齢者4615人を5年間追跡調査した結果、歩行よりも強い有酸素運動を週3回以上行っていた人たちは、軽度認知障害、アルツハイマー型認知症等を発症するリスクが低いことが判明しています。つまり、週3回30分(30分することで効果あり!)散歩することで認知症予防が出来るということになります。
「有酸素運動」の身体に及ぼすメリット
一つ目は「有酸素運動」にて筋肉を動かすことによって心拍数が増加し、脳の血液や脳の酸素摂取量が増えます。血液が増えることで、脳の中の「ゴミ」となる「アミロイドβ」と呼ばれる悪い物質の蓄積を減らせることが出来るようです。
二つ目としては、BDNF(脳由来神経栄養因子)というたんぱく質の一種が脳内で生成されます。このたんぱく質の一種が活性化することで脳の神経細胞の数やネットワークが増えるとのことです。これは年齢関係なく発達するようです。
誰でも簡単に出来る「散歩」。「散歩」をすることで、お腹も空き、食欲も増進。食欲が増えることで体内でのエネルギーも蓄積され行動的にもなり「何かしてみようかな」という気持ちも増します。また「散歩」により近所の景色を見て気分も晴れやかになるとも思っています。ちょっと寒い時期になってきましたが、防寒対策をきっちり行って、歩いてみてはいかがでしょうか。